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【今日の珍物語】イタリアの日常茶飯事

イタリアに住み始めたばかりの頃の話。ある日、ひとりで地下鉄に乗っていたら何だか誰かに見られているような気配がしていた。でも、パッと顔をあげても誰も見ていなかったら…。うーん…。ナルシストみたいで恥ずかしい…。 
地下鉄の窓はあけっぱなしだから、滅多に点検もしない線路がキーキーキーキーと鳴り響き、四方八方から聞こえてくる電話の話し声。 
イタリア人は、プライベートの会話が周りに丸聞こえでも気にしないのだ。 満員電車でも、自分のバッグや買い物袋を隣の空席にドンと置いて、お構いなし(笑) まあいい。そんな日常の一瞬。私は目線が気になり、恐る恐る顔をあげると、目の前に、小柄で小綺麗に紺色のダウンベストを着たイタリア人男性が、 慌ただしく落ち着きのないこの空間で、時間を止めて、私をじっと見ていた…。私は、目的の駅に着きプラットフォームに降りる。するとなんと、その男性も一緒に降りるではありませんか!偶然だということを信じながら、地上までの階段を早めに登ると、その男性はエスカレーターを使って、真横から私を見ながら登っている!!((( え…?ちょっと何で? ))) やっと地上に辿り着き、私は最初より3倍もの速さで歩いていると…「ちょっと待て!警察だ!」((( あ、警察が来てくれた!よかった! ))) と思い後ろを振り向くと、警察の正体は、さっきの男性…。  ((( 私は何かをしてしまったのだろうか… ))) 立ち止まると、男性は 「あ、ごめん。びっくりさせたね。」 「はい。な、何ですか…?」

私はとても怖かった…。その男性は私に、こう言い放つ。「ぼ、僕は警察だ。だ、だから、怖がることはないよ。 あ、あ、あの、僕はただ君に一杯コーヒーを奢りたかっただけなんだ。 えっと、一緒に出かけてくれませんか!?」 「………。」 ごめん…。ちょっと行く気分にはなれなかったよ…。涙 ーteteさん(20代女性)